空より墜ちる鉄の鳥。
惑い、死に逝く人の群れ。
微かに残った灯火は、牙持つ者どもに蹂躙される。
血を求めるは化生の性。
闇に輝くは『女王の魔眼』。
されど、それは惨劇の濫觴に過ぎず。
食い潰された平穏に、降り下ろす銀の刃が、物語の垂れ幕を裂いていく――
STORY
あらすじ
その生い立ちから孤独を好む少年、十条九は、
義理の妹の十条朝陽とともに、大規模な飛行機事故に巻き込まれる。
しかし、この事故は吸血鬼同士の争いによって意図的に引き起こされたものだった。
偶然にも『女王』と呼ばれる吸血鬼に出会ってしまった朝陽は、
瀕死の状態の女王から『目』と『心臓』の力を託される。
『女王』の力を狙い、次々と襲いかかる吸血鬼たち。
その脅威に、朝陽だけではなく十条九までもが日常を侵食されていく。
次々と増える犠牲者と、過酷な運命。
人か、吸血鬼か――生き残ることができるのは
どちらか一方でしかないのだろうか。
全てを失った少年は、ついに孤独な闘いに身を投じることを決意する。
「人は一人では生きていけない」
そんな定説に逆らうような、孤独な闘いに――

